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くさび 温度計測
- 超音波を使った温度計測は過去に実現されています。しかし、温度の変化に関連した成果は得られているがまだ誤差が大きすぎます。
- そこでくさび波を使うことで温度計測の精度向上が期待されます。それはくさび波が、他の弾性波と比較し、速度分布が遅く、時間分解能が高いためです。
- 温度計測にはパルスエコー法と差分計算を使用しています。熱電対をくさびに埋め込むことで、接触熱抵抗の減少と内部温度の計測が期待されます。しかし、溶接時に金属の表面張力がはたらき、空洞が発生してしまう等の難点がありました。そこで、エア抜きボルトを使用し熱電対を埋め込む方法を考えました。これにより、難点を克服できると考えています。