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光学式傾斜計
- 建築現場を支える器具の1つに「傾斜計」があります。従来の傾斜計には気泡管センサを用いたものが多くあります。このセンサは構造上振動に弱く、現場で使用するには感度が高すぎるために、建物の外乱振動まで拾ってしまうという問題点がありました。
- そこで、ボールレンズを用いた光学式傾斜計を考案し、日本機械学会で発表しました。また、粘性流体をボールレンズ傾斜計のレンズ間に導入することで外乱振動の低減を目指して新たな傾斜計を制作しています。今後、粘性流体をボールレンズ傾斜計に導入したときの応答性を確認するほか、外乱の影響を低減しているか評価を行っていきます。