エバネッセント光
エバネッセント光とは、光が高屈折率領域から低屈折率領域に入射して全反射を起こす時、低屈折領域に染み出す光のことです。エバネッセント光には、発生した界面から指数関数的に減衰するという性質を持ちます。この性質を利用してエバネッセント光は細胞内の一分子を観察するための全反射顕微鏡で極小領域を照らす光として利用されてきました。 しかし、私たちは高出力のパルスレーザを用いたエバネッセント光と金ナノ粒子を相互作用させることによって極小領域に高エネルギ密度を持ったアプリケーションを実現出来ると考えました。その第一歩として液体ジェット現象を発生させることに成功しました。私たちの目標はこの液体ジェット現象を解明し、既存の応用事例に置き換えることが可能であることを証明することを考えています。