新しい光学式傾斜計を計量計測展に出展


 東京ビッグサイトにて開催される、計量計測業界最大規模の総合展示会である「INTERMEASURE2022(第30回計量計測展)」に教育機関系ブースの一つとして参加致しました。
 お越しくださった皆様、誠にありがとうございました。


 INTERMEASUREでは常に最先端の計量計測機器・システムの展示、紹介を行い、主に

 ものづくり、社会インフラ、品質・工程管理、試験・検査、医療・ヘルスケアで使用される計量計測機器、関連機器、システム、ソフトウェア、アプリケーション、サービス 等

を対象として数多くの企業や大学、研究機関が出展しており、コロナ前の2018年は来場者数が5万人を超えるイベントとなっています。今年の来場者数は2万2千人弱となりました。    
 この展示会では、環境、安全・安心、エネルギー、品質管理等に係わる計量計測機器の展示とともに、SDGs(持続可能な開発目標)実現に貢献する計量計測技術・サービス、IoTやAI、ビッグデータを活用した製品・技術・サービスを広く紹介いただく機会としても活用されています。併せて、期間中、大学・研究機関の最新研究内容の展示・プレゼン、計量計測に係わる基調講演、セミナー、シンポジウム、企画展示など魅力あるイベントを行っています。


 今回の出展にて、私たちの研究室ではボールレンズの周囲に新しい光学系として粘性流体を配置した新しい光学式傾斜計を紹介しました。


 光学系に粘性流体を組み込むことにより、焦点距離が長くなり、高感度・高分解能なセンサ出力が可能になりました。また、ボールレンズの転がりを抑制し、外乱振動によるノイズを低減することも期待できます。

 本webページでは、本研究室がブースにて展示したポスターを紹介するとともに、その解説動画を公開しています。


【展示ポスター】


参加した研究室スタッフからのコメント

 展示会の全日程で約100人の方が私たちのブースに来てくださいました。その中には、実際のレーザー墨出し器のユーザー様や共同研究をしている企業の社長が来てくださいました。ユーザーやメーカーならではのアドバイス等頂いたため、今後の研究に役立てていこうと思います。